中国で海外のサイトを見る為に欠かせないShadowsocksですが、Google Chrome, Firefox限定でキルスイッチを使う方法を紹介します。
キルスイッチとは?
英語の直訳ですが、日本語で意訳して言えば、「緊急停止スイッチ」と言い換える事が出来ます。VPN接続している際に、サーバーへの接続が中断される場合があります。その際に、インターネットへの接続を遮断して接続元のIP等の情報が漏れないようにする機能を指します。
キルスイッチを使用していない場合、VPN接続が途切れると自動的に接続元のIPからインターネットに接続されます。その際に、接続元のIPやメタデータが流出する可能性があります。
別地域のIPを利用したいという目的で利用されている方は取り分け気にする必要はありませんが、プライバシー保護をメインとして考えている方には必須の機能になります。
キルスイッチの設定方法
Google ChromeとFirefoxのプラグインProxy SwitchyOmegaを使って設定する方法を紹介します。
下記設定方法はUCSSのShadowsocsR for Windows, ShadowsocksX (macOS)と併用して行います。
SwitchyOmegaの設定方法
下記URLからプラグインをダウンロード。
参照Proxy SwitchyOmega (Firefox)
次の画面が表示されるので、必要が無ければ "Skip guide" を選択。
①の "Proxy" を選択。②を "Socks5", ServerにSocks5のインターナルIP "127.0.0.1" を入力。③のポートはWindowsの場合は「1080」、macOSは「1086」と入力。④の "Apply Changes" を忘れずにクリック。
SwitchyOmegaのアイコンから "Proxy" を選択します。
これでShadowsocksのソフトウェアに繋いでる時はインターネットに接続出来ますが、サーバーへの接続が途切れた場合は自動的に接続が遮断されます。
ホワイトリスト・ブラックリストの設定方法
SwitchyOmegaはURL単位でプロキシサーバーへ接続するか否かを自分で細かく設定する事が出来ます。また、第三者が作成した中国仕様の接続ルールをインストールする事も可能です。基本的に日本人の場合使用する状況は少ないかもしれません。今回はホワイトリスト方式を紹介します。
プラグインのOptionを開き、画面左の① "auto swith" を選択。②で表示されているルールを削除します。
①の "Default" からauto swith選択時の接続状態を設定します。"Direct"にした場合はShadosocksソフトウェアに接続しない設定になります。今回は "Proxy"を選択して、デフォルトでShadosocksソフトウェアに接続に接続する設定にします。
②から接続ルールを設定します。一部の中国サイトは国外IPからの訪問を拒否及び、国際サイトへ接続されます。しかし、ここから「Shadosocksソフトウェアに接続しない」よう設定すれば該当のURLのみ中国IPで接続する事が出来ます。
入力の際は非常に細かい指定が無ければ、「*.サイトドメイン名」(例: *.baidu.com) と入力して下さい。「サイトドメイン名」(例: baidu.com)と入力すると二次ドメインや、wwwが付属したドメインは指定外になってしまうので注意して下さい。
その後③の "Apply Changes" をクリック。
SwitchyOmegaアイコン→"auto swith" を選択すれば上記で設定したルールに従って接続可能です。
こういったプラグインを使用すればVPNより柔軟にインターネットを利用可能です。管理人おすすめのShadowsocksプロバイダーはこちら。