かなりの数の香港サーバーが使えるIPVanish。
2017年7月現在IPVanishは実際に中国から繋がるのでしょうか?
実際に中国から接続して速度を計測してみました。
接続環境は电信(China Telecom)の光回線, 联通(China Unicom)4Gを利用しました。
IPVanishのプロトコルはデフォルト状態で、OpenVPNのUDPで接続しています。
联通4Gに限り、IKEv2/IPSecでの接続になります。
スピードテストはOoklaのSPEEDTESTを使用しています。
*上記の条件のもと計測した結果です。使用機器や地域によって誤差があることをご了承下さい。
IPVanishは香港のサーバーが19箇所使用出来ます。
香港が繋がりやすいとの事なので全て試してみました。
IPVanishの香港サーバー
香港サーバーはIPVanishでhkg-cxxと表示されています。以下hkxxと省略させて頂きます。
先ず、VPN無しの速度。
Hk01。PC版では見つからず、iPhoneアプリから試してみましたが繋がりませんでした。
hk02
hk03
hk04
hk05
hk06
hk07
hk08
hk09
hk10
hk11-19までは繋がるサーバーもありましたが、速度が遅すぎて計測出来ませんでした。
hk13接続中の様子。右上の緑と赤の数字が実際の接続速度です。1Mbpsにも達していません。
联通4G
確認の為に联通4Gから、使える数字ではありませんがPing値がまともだったhk02を計測してみました。
先ずVPN無しの計測結果。
hk02
ダウンロードスピードが2Mbps弱です。ウェブサイト閲覧がギリギリと言った速度です。
IPVanishスピードテストの結論
結論は繋がりますが、ほとんどのサーバーのダウンロード速度が1Mbpsに満たず(电信)使えるレベルではありません。
Ping値も02, 03以外は異常な数値です。
200Mbpsで1Mbpsという事は、100M回線だと500Kbpsしか出ません。ウェブサイトを読み込む事すら困難な状況です。
海外のレビューサイトでIPVanishの中国利用を勧めているサイトは見当たりませんでしたが、日本のサイトでは幾つか見受けられました。
本当に使えるのか気になったのでサポートに問い合わせした所、IPVanishは中国での利用に向かないとの回答を頂きました。姉妹ブランドのStrongVPNが中国仕様になっているとの事です。
但し、全てのサーバーを試した訳ではありません。サポートが繋がるかもしれないと勧めてくれた香港サーバー19台のみの調査になります。