
iOSのマルチプロキシAppとして不動の地位を確立しているShadowrocket。管理人もUCSS等のShadowsocksを使う際に愛用しています。
(ただし、UCSSは2026/5/27からサブスクリプションURLの提供を停止し、オリジナルアプリで接続するようアナウンスがなされているため、そちらのアプリで設定した方が良さそうです。)
Shadowsocks等のプロキシアプリは通常のVPNに比べて機能も多く様々なカスタマイズが出来る事が魅力ですが、初心者には敷居が高く感じるかもしれません。
今回は数あるプロキシアプリの中でもトップクラスに使いやすいShadowrocketの機能及び使用方法を紹介します。
中国のApple IDからはダウンロード出来ません。中国を選択している場合はそれ以外の地域に変更してから購入して下さい。
このマニュアルはShadowrocke Ver2.2.85, iOS26.5を使用して作成しています。
Shadowrocketで出来ることは?
iOSからシステムVPNを通じてプロキシサーバーへ接続する事を主な目的として作成されています。
主に実現可能な機能は下記になります。
- Pingの計測
- 接続時のルールを自分で設定出来る
- DNSサーバーの指定
- 通信を記録
- プロキシを他の端末へシェア
- アプリ画面のカラーを自分仕様に変更
- オンデマンド機能で接続のオンオフを自動設定
- ウィジェットから操作出来る
高度ですが、サーバー間をリレーする機能も搭載されています。
使用可能なプロトコル
現在プロキシで使われているプロトコルのほとんどを網羅しています。従来のSocks5ベースに加え、現在主流の中国のネット検閲(GFW)を回避するための高速プロトコルにも対応しているのが大きな強みです。
- Shadowsocks
- ShadowsocksR
- VLESS(Reality / XTLS対応)
- VMess
- Trojan
- Hysteria / Hysteria 2
- TUIC
- Socks5 / Socks5+TLS
- HTTP / HTTPS
Kcptunやcloak, gostのプラグインなども設定可能です。
サーバーの設定方法
スマホで利用可能な方法全てからサーバーを読み込む事が出来ます。
主に使用する方法はサブスクリプションおよび、QRコードがメインになります。
- 手動
- サブスクリプション
- QRコード
- Jsonファイル
- iCloudバックアップ
サブスクリプションURLの読み込み方法
サブスクリプションURLを使って設定すると、プロバイダー側が設定やサーバーを変更しても自動もしくはワンタップで更新出来ます。
"ホーム" 右上のプラスボタンをタップ。"タイプ" をタップして "Subscribe" を選択。
"URL" にサブスクリプションURLをペースト、"備考" にお好みでリスト名を入力。右上の "保存" でサーバーの設定が完了です。

サブスクリプションURLの更新方法
一番お手軽な方法は自動更新に設定する方法です。
画面下の "設定" → "サブスクリプション" を選択。"アプリ起動時に更新" と "自動バックグラウンド更新" をオンにして終了です。

手動でアップデートしたい場合は、サーバーリストを右スワイプ→ "更新"で更新出来ます。

QRコードの読み込み方法
"ホーム" 画面左上のマークをタップするとカメラが立ち上がります。そこからQRコードを読み込みます。

モードの設定
通常のVPNでは実現が難しいShadowsocksならではの大きな特徴がこのモードの設定です。状況やアクセス先に合わせてサーバーへ接続するか否かを細かく設定出来ます。
Shadowrocketでは4つのモードを利用出来ます。
1. コンフィグ
サーバーへ接続するか否かをルール表に基づいて決定します。中国にいる方にとっては非常に役立つモードです。例えば、中国にサーバーがあるウェブサイトやサービスはプロキシへ接続せず、海外のサイトへ接続する際にプロキシへ接続すると言った事が実現可能です。
2. プロキシ
すべての通信がプロキシサーバー経由で行われます。通常のVPNと同じ方法になります。
3. ダイレクト
プロキシサーバーへ接続しないモードです。スイッチはオンにしているの何故か繋がらないという場合はモードをDirectにしている為というケースが多いようです。
4. シーン
利用しているネットワークや時間帯などの条件に合わせて接続するか否かを選択出来ます。例えば4Gでは接続する、自宅のWi-Fiでは接続しないと言った設定が可能です。自宅のWi-Fiにプロキシを設定している人等に有効な設定です。
コンフィグの設定について
広告を削除する設定などを自分で組み込む事が出来るので、日本など中国以外に住んでいる方でも上手く扱えれば快適なネットサーフィンが可能です。
中国から使用される場合Shadowrocketデフォルトで設定されているConfigファイルでも大きな問題はありませんが、一部アプリなどで接続出来なくなる場合があります。
管理人は中国IPのみプロキシサーバーへ接続するという簡単なルールを設定しています。下記QRコードを読み取ってアプリに追加可能です。

画面下部から "コンフィグ" を選択。画面左上の四角マークからカメラを立ち上げます。その後QRコードを読み込むとURLが読み込まれます。
読み込まれたURLを長押しして、"コンフィグを使用する" で設定完了です。モードがコンフィグの場合のみ有効になります。

モードの変更は "ホーム" にある "グローバルルーティング" をタップして変更可能です。

その他便利機能
フォールバック
接続が途切れた際に別のサーバーへ自動的に接続します。インターネットが不安定な中国や、サーバー接続を途切れさせたくない人はオンにしておくことをおすすめします。選択しているサーバーが途切れた時にどのサーバーに接続するかは指定出来ないようです。
"ホーム" にある "グローバルルーティング" をタップ。最上部にある "フォールバックを有効にする" をオン。
インターネット共有機能
HTTPを使用して同じネットワーク内(Wi-Fiやホットスポットなど)にある端末をShadowrocket経由でインターネットを利用出来ます。
例えば、中国にいる場合、VPNをインストールしていないAndroid端末やWindows機器などをShadowrocket(iOS端末)経由でGoogleなどの国外サイトへアクセスすることが出来ます。
サーバーへ接続後、画面下部の "設定" → "プロキシ" → "プロキシ共有"を選択します。"共有を有効にする" をオンにして、表示されているIPとポートを記録します。

共有先の設定方法
同じネットワーク(Wi-Fiやインターネット共有など)に接続している事が必須条件になります。
今回は別のiOS端末からShadowrocketにアクセスする方法を紹介します。どの端末でも基本的にはほとんど同じ操作方法になります。
設定からWLAN設定(Wi-Fi設定)を開きます。接続しているWLANをタップ。最下部に「HTTPプロキシ」「プロキシを構成」という項目があるのでタップします。
「手動」をタップ。サーバーにShadowrocketで表示されていたIPを、ポートには同じくPort番号を入力して「保存」をタップ。これでShadowrocket経由で接続されます。

オンデマンド機能
VPNのオンオフを設定に沿って自動化出来る機能です。接続先(ドメイン)に合わせてオンオフを切り替えるという設定も可能です。個人的には電池消耗や接続までの待ち時間の関係から、モードで設定する方法をおすすめしています。
通信の安全ではなく、国外のサイトを見る目的で使う場合はiOSのスリープ時に自動的にオフになる設定がオススメです。通信量の大幅な節約になります。
画面下部の "設定" → "オンデマンド" をタップ。
ルールを設定しなくても利用可能です。 "オンデマンド" 画面に表示されている "スリープ時に停止する" をオン→ "オンデマンド" をオンにするとiOSのスリープ時に自動的にVPN接続がオフになります。
ルールを設定したい場合は右上のプラスボタンから追加出来ます。
"アクション" から接続をする・しないの設定、ネットワークではWi-FiもしくはCellularを選べます。"SSIDS" にWi-Fi名を入力する事で特定のWi-Fiに対してのルールを設定出来ます。"ドメイン" も同じくドメイン単位でVPNのオン・オフを設定出来ます。

ウィジェットの設定
ウィジェットに表示させるサーバーを選択出来ます。iPhoneの場合最大6個まで表示可能です。
画面下部の "設定" → "ウィジェット" をタップ。"サーバー" からサーバー一覧を表示させます。ウィジェットに表示させたいサーバーをタップします。

よく使うサーバーだけ選択しておくと、アプリを立ち上げずにウィジェットから操作が出来るので非常に便利です。ウィジェットからモードの切り替えも可能です。

通常のVPNプロバイダーでは実現出来ない豊富な機能が売りのShadowrocket。有料アプリですが、かなり作り込まれているのでShadowsocksを使っている方に是非試して欲しいアプリです。
べすとVPNおすすめのShadowsocksプロバイダーはこちら。
