公共Wi-Fiを頻繁に利用している人や、BitTorrentユーザー、Bitcoin等の仮想通貨の取引を行っている人、インターネットの安全に気を使っている人たちに欠かせないVPN。
日本で使用する場合にどんなVPNを選べばいいのでしょうか?べすとVPNが独自に速度計測を行って、総合評価の高いVPNをランキング形式で紹介します。
今回VPNプロバイダーを選ぶに際して定めた基準は、通信の速度と安定性、プライバシーの取り扱い方法、プロトコルはOpenVPNがデフォルトで使用出来るという点です。
日本で使うという事なので日本のVPNプロバイダーも考慮に入れましたが、登録の際に多くの個人情報を提供する必要がある事や、プライバシーの取り扱いに関して海外のプロバイダーと基準が異なっている為に除外させて頂きました。
2018/06/24 ランキングを更新しました。
VPNサービス名 | 料金 | 日本のサーバー数 | Torrent | Socks5 |
No.1 CyberGhostVPN | US$32.00/1年 ($2.75/月) | 8台以上 | ||
No.2 ExpressVPN | US$99.00/1年+3ヶ月 (US$6.67/月) |
US$99.00/1年+3ヶ月 (US$6.67/月) |
||
No.3 NordVPN | US$95.75/2年 ($3.99/月) | 7台以上 | ||
No.4 IPVanish | US$78.00 (US$6.49/月) | 6台以上 | ||
No.5 VyprVPN | US$45.00~ (US$3.75/月) | 非公開 |
*CyberGhostVPN, NordVPN, ExpressVPN, VyprVPNはべすとVPNが提供しているディスカウント価格になります。
Socks5はTelegramやDropbox, BitTorrent等の利用者に使われている通信プロトコルの一つです。それぞれのアプリに設定しておけば常にSocks5サーバー経由で通信が行われます。
スピードテスト結果はこちら。
関連最速VPNは?日本で使うおすすめVPNのスピードテスト結果
日本で使えるベストVPNランキング
No.1 CyberGhostVPN
日本サーバーの速度が大幅に改善された事と18ヶ月で$63($3.50/月)、しかも同時接続台数が7台とNordVPNより高いコストパフォーマンスです。日本で使えるVPNを探してる方に最もオススメできるVPNプロバイダーです。安かろう悪かろうではなく、iOS以外はOpenVPN, iOSはIKEv2と安心出来るプロトコルを利用出来ます。DNSリークやWebRTCリークと言った問題も対処しており、VPNとしての基本機能をきっちり守っています。それだけでなく独自のDNSからマルウェアやスパムサイトをブロックしてくれる機能も使用可能です。通信データを一切記録していないので、Torrentにも最適です。日本のサーバーは20台以上利用出来ます。
プラス
- 18ヶ月で$63($3.50/月)とリーズナブルな価格
- 7台まで同時接続可能
- 所在地がルーマニアで5-Eyes対象外
- キルスイッチ、マルウェア、広告ブロック、トラッキング防止機能を搭載
- 日本のサーバーが20台以上利用可能
マイナス
- ホームページ、アプリが日本語に未対応
No.2 ExpressVPN
安定したスピードとPingを提供しているExpressVPN。最小限のログに、会社所在地がヴァージニア諸島とプライバシー保護に関して抜かりはありません。日本での利用に関して,ダウンロード速度はNordVPNに及びませんが、Pingは夜間を通じて非常に安定しています。平均で60Mbpsと十分な速度が出ています。アプリの完成度も非常に高く、iOSアプリはデフォルトでOpenVPN, IKEv2を利用出来ます。取り分けおすすめポイントは独自のルーターファームウェアです。使用出来るWi-Fiルーターに制限がありますが、一度設定してしまえばWi-Fi環境全てをVPN通信にする事が可能です。
プラス
- 誰でも使えるユーザーフレンドリーな操作画面
- 高速で安定した接続
- 非常に強力な暗号化の組み合わせ
- ホームページ、iOSアプリが日本語対応
- 高品質なルーターアプリ
マイナス
- 利用料金が高め
No.3 NordVPN
日本で使えるVPNでオススメVPNプロバイダーがNordVPNです。パナマに所在地があり、ノーログポリシーとプライバシー保護に関しても高い基準を定めています。あらゆる端末に対応している事、Torrentだけでなく、Socks5や拡張機能からプロキシも使用する事が出来ます。取り分けオススメの理由は、ベアメタルサーバーを日本リージョンに所有している為に100Mbps前後と高速で通信する事が可能です。唯一の欠点が、サーバー数が多く稼働状況が流動的なので特定のサーバーを使えば必ず速度が出るとは限りません。しかし、6台同時利用で、2年で$95と圧倒的なコストパフォーマンスで他のVPNプロバイダーを大きく引き離しています。Cybersecというスパムサイトや広告を削除する機能もデフォルトで使用可能です。移動端末に強いIKEv2というプロトコルも使用出来ます。
プラス
- 日本の高速なサーバーが6台以上利用可能
- 同時接続台数が6台
- 2年契約で$3.99(66%OFF)という低価格
- Cybersecという広告やスパムブロック機能を搭載
- 拡張機能からプロキシを利用出来る
マイナス
- iOSアプリから一部サーバーへのアクセスが出来ない
No.4 IPVanish
ゲームユーザーに人気の高いIPVanish。高速で接続出来る日本サーバーが6台使用可能です。どのサーバーも60Mbpsと速度が出ていて安定しています。TorrentやSocks5にも対応しており、現在VPNプロバイダーに求められているサービスのほとんどを提供しています。唯一引っかかるポイントが会社所在地です。所在地はアメリカで5-eyesの主要国で有事の際にはサーバーデータを当局へ引き渡す法律的義務があります。その為にIPVanishは強くノーログを強調しています。クリスマスやブラックフライデーにセールを行っているので、その際の購入がオススメです。
プラス
- 高速で安定した日本サーバー
- 強力な暗号化のコンビネーション
- Socks5やTorrentにも対応
マイナス
- 会社所在地がアメリカ
- 価格が高め
No.5 VyprVPN
インターネットの自由化とプライバシー保護に力を入れているスイスのVPNプロバイダーです。VyprVPNは自分で特定のサーバーを選択する事で出来ないので、基本的にはVyprVPNにおまかせで接続されます。残念ながら日本のサーバーはあまり速度が出ていません。15Mbps前後とあまりいい数字ではありませんでした。但し、トラフィックが混む夜間も接続速度、Pingも安定しています。日本以外の幾つかの国でベアメタルサーバーを所有しているので、国外のサーバーを使う場合には重宝します。べすとVPNは表示価格から25-50%OFFになるリンクを提供しています。
プラス
- アプリは日本語に対応している
- べすとVPNから月極めプランの初回月50%OFF、年間プランが25%OFFで申し込み出来る
- 70ヶ国のサーバーを利用可能
- DNSサーバーを含む全てのサーバーが自社製で高いセキュリティ
マイナス
- 日本のサーバーの速度が出ない
- 返金保証期間が3日
管理人からの一言
マーケティングだけで有名になったVPNプロバイダーとは違い、ランキングで紹介している5社は一流のサービスを提供しておりどこも甲乙を付けにくいと言った感想です。
日本で使うという点で言えば、CyberGhostVPNが価格, 同時接続台数の面で一つ飛び抜けています。日本語に対応していないので少し敬遠しがちかもしれません。ExpressVPNはサービスやアプリの点で全くと言っていいほど不備はありませんが、価格がネックです。
どこのVPNプロバイダーも試用期間を設けているので、先ずは試して見る事をおすすめします。