VPN関連ニュース

無料VPNの最大手Hotspot Shield VPNがユーザーデータを売っているって本当!?

2017年8月11日

Hotspot Shield2

4億回のダウンロード数を誇るHotspot Shield VPN。おすすめの無料VPNでも良く名前のあがるプロバイダーですが、本当に安全なのでしょうか?

2017年8月7日に、Center for Democracy and Technology (CDT) がカーネギーメロン大学でHotspot Shieldを調査した結果VPNサービスに虚偽があった為FTC (連邦取引委員会) に調査を依頼したというニュースが報道されました。

関連Hotspot Shield VPN’s Privacy and Security Promises Contradict Practices

どういう問題が発覚したのか?

Hotspot Shieldの公式ホームページを見るとわかるように、「インターネットの匿名性」「ノーログ」「追跡や覗き見を防止」を保証しています。
Hotspot Shield1

日本語のホームページからも、「匿名によるネットサーフィン」「IPアドレスの隠蔽」「プライバシーを保護した安全なブラウジング」を約束している事がわかります。
しかし、事実は全く異なりHotspot Shieldの提供元のAnchorFreeはユーザーのデータと記録し、販売している事が明らかになりました。

どんな情報を収集しているの?

調査によれば、位置情報、広告、IPアドレス、といったブラウジング履歴を監視・収集していたり、広告のトラフィックを自社と関係のあるパートナーのドメインにリダイレクトしているとのことです。
またモバイル版のアプリは、SSID/BSSID ネットワーク名、MACアドレス、IMEIナンバーを取得しています。

CDTとカーネギーメロン大学の研究者がアプリを分析した所、iframeを使ったJavaScriptのコードをパソコンに自動的に埋め込み、最適な広告を表示する為にユーザーの行動をトラッキングしていることがわかりました。
この方法は中国系アプリに多く見られる手法ですが、プライバシー保護とノーログ、インターネットの匿名性を唄うVPNプロバイダーが行っていたという点に大きな問題があります。

完全に個人を特定出来る情報を収集し、それを販売しているという事実はHotspot Shieldが保証している「インターネットの匿名性」「ノーログ」「追跡や覗き見を防止」と真っ向から反しています
今後FTCの調査によってHotspot Shieldデータ収集問題が明らかになる見込みです。

IPアドレスを隠して匿名性を維持したい、プライバシーを保護する目的にでHotspot Shieldを使っていたユーザーに対して大きな裏切り行為と言えます。

Proxy.shのように100%ログを取っていないVPNサービスは多くありませんが、Hotspot Shieldが行っていた個人情報が特定出来るIPアドレスや機器情報を収集しているというのは大きな問題です。
VPNの本来の目的を完全に逸脱しています。

べすとVPNでは無料VPNはおすすめしていません。実際にこのような問題は氷山の一角と言えます。
この一件から分かるようにVPNプロバイダーは信頼で成り立っているサービスなので透明度が高く信頼できるVPNプロバイダーを選ぶことは大切です。
信頼出来るべすとVPNおすすめのVPNプロバイダーはこちら。

関連【目的別】管理人オススメのVPN|2017年版

-VPN関連ニュース

© 2024 べすとVPN.jp