幾つかの海外のサイト、中国語のサイトでは中国で使えるVPNとしてPureVPNを勧めています。今現在 "Optimized for China" と呼ばれるサーバーが56箇所用意されています。
PureVPNは実際に中国で使用出来るのでしょうか?アジア付近のサーバーをメインに計測してみました。
接続環境は电信(China Telecom)の光回線200Mで、スピードテストはOoklaのSPEEDTESTを使用しています。
*上記の条件のもと計測した結果です。使用機器や地域によって誤差があることをご了承下さい。
サーバー数に問題有り
初めに、PureVPNのサーバー数には偽りがあります。"Optimized for China" のJapan, Swedenのサーバーは存在せず、自動的にUSのサーバーに繋がります。実際には56もサーバーは稼働していません。
Japan
Sweden
PureVPNの測定結果
全て"Optimized for China" のサーバーを使って計測しています。
接続しているプロトコルは強制的にL2TPになります。
Panama, Philippines, Thailandのサーバーはスピードテストで計測不可能な速度でした。
US
Vietnam
Hong Kong
Taipei
おまけで、動画用のサーバーです。
US
まとめ
- Taipeiのみ低いPing値、少し速度が出ているが、動画を見るには厳しい
- 計測不能レベルの速度で繋がっているVPNサーバーが多い
結論として、PureVPNは中国で繋がります。ただし、快適にインターネットが使えるとは言えませんし、全てL2TP接続での結果です。
PureVPNはDNSが漏れているという安全性に大きな問題があります。秘匿性を気にしないのであれば、プロキシがメインの12VPNの方がスピードが出ます。
中国でVPNを検討の方はこちらをご覧ください。
[blogcard7 url="https://bestvpn.jp/best-vpn-in-china/"]2019/03/24 更新
中国から繋がるVPNプロバイダーが激減した為に再度現地にてPureVPNをテストしました。
PureVPNが提供しているアプリ(デスクトップを含む)からは接続不可で、サポートに問い合わせた所手動でIKEv2から中国専用のサーバーへ接続出来るとの事でした。China Telecom, China UnicomからiOS, macOS共に幾つかのサーバーを試してみましたがどのサーバーからも接続不可です。