Appleの都合でVPNプロバイダーが提供しているデフォルトのiOSアプリはOpenVPNのプロトコルが使えません。(ExpressVPNは唯一デフォルトでOpenVPNが使えます。)
VyprVPNの公式アプリではIKEv2が使用可能ですが、セキュリティを気にしてOpenVPNを使いたいという人のために、今回はOpenVPNのサードパーティアプリ「OpenVPN Connect」を使ってOpenVPNで接続する方法を紹介します。
IKEv2 は Microsoft と Cisco が共同で策定した規格で、実装が公開されている OpenVPN と比べると監査のしやすさで劣ると見る立場があります。脆弱性が報告されているという意味ではありません。ここでは「実装を自分で確認できる方を選びたい」という前提で OpenVPN を扱います。
VyprVPN はサービスを継続しています。ただし中国からの接続は難しくなっていると考えられます。
現行プランは月間US$10、年間プランがUS$4/月(年払い一括)、2年プランがUS$3/月(2年一括払い)です。
中国国内からの接続は、2026年時点で難しくなっているとされています。VyprVPN は中国の検閲を公に批判している立場であり、これが遮断対象として狙われやすい一因になっている可能性があります。
2026年9月17日に確認した時点で、この手順は最初の1歩からつまずきます。下で案内している Golden Frog の公式サポート記事(OpenVPN ファイルの配布ページ)は、アクセスするとサポートのサインイン画面へ転送されるようになっており、アカウントを持たない状態では開けません。
中国から使える接続先を探してこのページに来た方は、旧・中国向けVPN 3社の現況と移行先の判断軸を先に読むと、この手順を試す必要があるかを判断できます。
以下は2017年当時の画面を追った記録です。
1. コンフィグファイルのダウンロード(2017年当時の手順)
当時は下記のサポート記事から直接ダウンロードできました(現在はサインインが必要です)。
関連Where can I find the OpenVPN files?
次のような画面になります。"Click here to download the OpenVPN files." をクリックしてOpenVPNファイルをダウンロード。

「GF_OpenVPN」というZipファイルがダウンロードされるので解凍します。二種類のフォルダが見つかります。
- OpenVPN160
- OpenVPN256
この数字は暗号化の強さの違いで、160bit, 256bitの二種類から選ぶことが出来ます。256bitの方が暗号化が強いのでより安全に通信出来ますが、速度は遅くなります。160bitでも十分な強さなので用途に応じて選択して下さい。
それぞれのフォルダを開くと、「国名.ovpn」というファイル見つかります。
自分の接続したい国のファイルを選択して下さい。

2. iPhone, iPadへ移す
Appleストアから「OpenVPN Connect」をダウンロードします。中国アカウントの App Store では取得できないという記事作成時点の制約は、現在も続いていると考えられます。中国滞在中に入れ替える前提なら、渡航前に端末へ入れておく方が確実です。
接続したい国のファイルをiPhone, iPadへ移します。
Macをお使いの方はAirDropを使ってiPhoneへ。
Airdropが使えない方はメールを使ってiOSで開けるメールアドレスに送信します。
メールから開くと次の画面になります。

ファイルをタップして、OpenVPNにコピー。

3. OpenVPN Connectからのセッティング
OpenVPNのファイルが読み込まれて次の画面になります。該当するファイルの中の緑のプラスボタンをタップ。

次の画面になります。VyprVPN (Golden Frog)に登録している、ご自分の登録メールアドレス、パスワードを入力して下さい。

情報を記憶して置きたい場合は"Save" をタップ。全ての情報を入力後に、"Save" 左下のボタンをクリック。

OpenVPNへの接続を許可するかと聞かれるので"Yes" をタップ。

これでOpenVPNでVyprVPNに接続完了です。"Connected" のすぐ下のスイッチでオン・オフの切替えができます。

接続先を増やしたい場合は、上記手順を繰り返して下さい。
