べすとVPNレビュー | |
サーバー設置国の数 | 26ヶ国以上 |
サーバー数 | 650以上 |
Proxyへの対応 | |
対応アプリ | Windows, Mac, iOS, Android, Linux, Router, ChormeOS |
同時接続可能数 | 12台(1アカウント) |
利用料金 | US$5.83/月〜 |
支払い方法 | Visa, Master, Amex, JCB, Alipay, PayPal, Bitcoin |
試用期間/返金保証期間 | 30日以内 |
1994年にアメリカのカルフォルニアでホスティングサービスをスタートし、2005年にStrongVPNのサービスを開始しました。20年以上も営業しており、VPNプロバイダーの中では老舗の部類に入ります。
2018年にウェブサイトやアプリを全面的に見直して、より簡潔で使いやすいサービスになりました。VPNに求められる機能は殆ど揃っています。
IPVanishも同じ親会社が提供しており、StrongVPNは取り分け規制地域も安定した接続が出来るという点に違いがあります。Torrentにも対応しています。
アメリカのサーバーをメインに使いたい人にオススメのVPNプロバイダーです。
StrongVPNの特徴
公式ウェブサイトでは6つの特徴を挙げています。
管理人が注目する2つの特徴を紹介します。
ゼロログポリシー
5-Eyesの主要国であるアメリカに会社所在地があり、VPNプロバイダーに不利なロケーションから運営しています。その為に通信に関するログを一切取っていない事を保証しています。
具体的に言えば、身元が特定される可能性のある接続元のIPアドレス、閲覧先のURL、接続時間を記録していません。セールス上の謳い文句として利用しているVPNプロバイダーとは違い20年間運営してきた実績から見て、信用出来るポリシーです。
強力なセキュリティ
ストロングVPNという名前の通り、通信の安全確保に力を入れています。少し専門的になってしまいますが使用している暗号化に関して、OpenVPNでは、AES-256-CBC, 2048 bit RSA, SHA256という軍事レベルの強力な暗号化を採用しています。iOSで利用出来るIKEv2も、AES-256, 8192 bit MODP, SHA512と非常に強力です。
OpenVPNもしくはIKEv2で接続していれば十分過ぎる安全な通信を確保出来ます。
DNSサーバーも自社で用意しており、DNSから情報が漏れる事はありません。管理人が実際に利用してテストしてみましたが確かにDNSリークはありませんでした。
VPNを使っていてもWebRTCというビデオチャットや一部のストリーミングサイトで使われているAPIから接続元のIPアドレスが漏れる事が懸念されています。主にブラウザー経由で訪問した際に問題になるのですが、StrongVPNはその点も抜かりなくWebRTCのリーク漏れも無く安全に使用可能です。こちらも管理人がテストしてみましたが問題ありませんでした。
StrongVPNの詳細情報
速度
速度に関してですが、中国から繋がる高速サーバーが無くなってしまったので、ExpressVPNやUCSSのように高速で利用は出来ません。しかし、USやUKなどのサーバーから接続を確認出来ました。
日本で使う場合の参考ですがKDDI 1Gbpsで80Mbps程度速度が出ています。
対応機種とアプリ品質
Mac, Windows, Android, iOS, Linux, ChromeOS, 様々なRouterに対応しています。長年VPNプロバイダーとして運営しているので、もうすでにアップデートされていないNokiaのOSや、HPのwebOSなどのマニュアルも閲覧出来ます。
macOS, Windows, Android, iOSのアプリは刷新されて以前に比べて格段に使いやすくなりました。ExpressVPNのようにワンタップでサーバーの切り替えや接続のオン・オフを変更出来ます。
「On Demand Setting」という機能もアプリに内蔵されています。ネットワークが途切れてもすぐにVPNに自動で接続してくれる重要な機能です。
ルーターからの接続にも力を入れており、OpenWrtに自社のサーバー情報をインストールしたルーターも販売しています。
プロトコルに関してですが、iOS以外の端末からOpenVPNが利用出来ます。iOSはIKEv2とL2TP+IPSecで接続出来ます。
サポート
ライブチャットとサポートチケットに対応しています。
今までライブチャットでサポートに連絡出来ず、返信速度が大きな問題でしたが、今年からライブチャットが利用できるようになりました。英語のみの対応ですが、技術的な問題も詳しく説明してくれます。
利用料金と支払い方法
支払い方法は、各種クレジットカード, Paypal, 支付宝(Alipay), Bitcoinからの支払いを受け付けています。
料金プランもサービス刷新に伴い限りなくシンプルになっており、1ヶ月と12ヶ月の2つのプランを選択出来ます。
1ヶ月プラン | US$10.00/月 |
12ヶ月プラン | US$69.99 (US$5.83/月) |
管理人からのコメント
おすすめポイント
- 非常に強力な暗号化で安全な通信が出来る
- 自社製DNSサーバー、webRTC漏れへの対応で自分のIPが特定されにくい
- 様々な機種に対応している
- あらゆる通信データを記録していない事を保証している
- US Netflixに対応
- 一つのアカウントで12台まで同時接続可能
デメリット
- アメリカに本拠地があるのでスパイ法が適応される
- 三ヶ月、六ヶ月プランが存在しない
ホームページやアプリを刷新してから分かりやすく、そして使いやすくなりました。IPVanishと料金が大きく変わらないので、若干特徴に欠ける感じもします。
現在管理人が使用してみた感じでは可もなく不可もなくと言った感じで、VPN本来の目的である通信の安全は十分に守られます。