VPNの選び方

有料VPN?無料VPN?どっちがいいの?

2017年6月25日

GoogleStoreやAppleストアでVPNと検索すると凄い数の無料VPNアプリが出てきます。

中国やベトナムなどインターネット検問がある地域にいる人や、インターネットの安全を気にしている人、海外の動画サイトを見たい人等、一度はダウンロードして使ってみたことがあるかもしれません。

仮想通貨の取引等、インターネットセキュリティを確保する為に利用している方も少なくありません。

実際にアプリストアに溢れる無料VPNアプリを使用しても問題無いのでしょうか?

無料VPNアプリは大丈夫?

無料のVPNアプリ、あまりに安すぎる価格でVPNを提供している業者は要注意です。

無料で何千人、何万人もの人が同時にそして長時間に渡って接続するサーバーを無料で提供することは不可能です。

実際にはサーバー維持費(レンタル費用)、メンテナンスの費用、アプリの開発費用等が掛かってきます。

では無料VPNサービスはいったいどのように運営しているのでしょうか?次のような方法で運営している場合がほとんどです。

  • 広告業者と提携して、VPN接続中もしくはアプリ内に広告が出るよう調整し、広告収入で運営している
  • 個人情報(IPアドレス、クレジットカードや銀行やSNSのアカウント情報等)の収集・転売
  • アクセスデータ(アクセスしたサイトや、何を購入したか等)を収集・転売

データの収集・悪用

VPNサーバーの管理者(運営者)は見ようと思えば、接続中の通信内容を閲覧・記録出来ます。パスワードやアカウント情報などブラウザから入力した情報や、アプリ等の通信ほとんど全ての通信内容を把握する事が出来ます。

1番怖いのはそのような通信内容を悪用されるという事です。実際に情報を収集する目的で無料VPNを提供している業者・個人も少なくありません。

また無料VPNサービスでノーログを保証しているサービスは見たことがありません。何らかの方法でログデータを再利用、転売している可能性は否めません。

無料VPNプロバイダー最大手のHotspot Shield VPNはノーログと言いながらも個人情報を収集して広告等の情報として転用していたという事例もあります。

関連無料VPNの最大手Hotspot Shield VPNがユーザーデータを売っているって本当!?

最近はハッカーが個人情報を収集するツールの1つとして無料VPNを提供しているケースもあるようです。

犯罪者も利用している

特に大きな問題となっているのは、無料VPNサービスがサイバーテロの手段(DDosアタック)や、児童ポルノ等の違法サイトへのアクセス手段として利用されているという点です。

実際に多くの無料VPNのサーバーのIPが特定の国や公共機関、銀行からからブラックリストとして扱われています。例えば、5000万人のユーザーを抱える某無料VPNプロバイダーのIPは多くの会社のブラックリストに入れられており、銀行や公共機関のウェブサイト、動画サイトにアクセスしても繋がりません。

VPNは一般的にはシェアリングIPと言って一つのIPアドレスをシェアして使っています。今後インターネットの監視が厳しくなってくるにつれて、犯罪者と同じIPアドレスを使っていた、もしくは犯罪者にトラフィックを利用されていたという事で捜査の手が伸びる事は十分に有りえます。

ずさんな管理

また最近の調査結果で、GoogleStoreで提供されている無料VPNの18%が暗号化無しで通信されており、16%が一般家庭用の回線でVPNのホスティングされているとの事です。見知らぬ他人の家にあるVPNルーターを使ってインターネットにアクセスしていると考えると背筋が凍ります。

参照1Using Free VPN? You Might Unknowingly Be an Accomplice in Cybercrime

参照2The trouble with low-cost VPN

無料で使える方法はないの?

このような場合は無料で安心して利用可能です。

  • 有料VPNサービスのお試し期間、もしくは通信量を限定して提供している場合

有料VPNプロバイダーがお試し期間、もしくは通信量を限定して提供しているサービスは安心して利用出来ます。サービスは限定されますが、有料版と同じサーバーやアプリ、プロトコルが利用出来ます。

例えば、優良なプロバイダーですと、Tunnelbareは月間500Mのフリープランを提供していたり、ExpressVPNは30日返金保証サービスを提供しています。

関連 おすすめ無料VPNランキング Top5 | 安全でアプリも完備

有料VPNサービスは?

優良なVPN業者は利用者を第一に運営しています。信頼出来るか否かが運営の成功を左右するので、プライバシー保護や安全性を非常に重視しています。

  • 個人情報、アクセスデータを収集・保持していないことを保証
  • 強力な暗号化、様々なプロトコル、高品質なアプリが使用出来る
  • 無制限で世界中のサーバーが利用出来る
  • 通信量、通信速度も無制限
  • 問題が起きてもサポート体制が万全なので、すぐに対応
  • 中国など、特定の地域に特化したサービスを提供

安全確保の為にVPNを探している方は無料VPNを避けた方が賢明です。百害あって一利なしです。

世界中でかなりの数の業者が有料VPNサービスを提供しており、どこを選べばいいのか悩む所です。べすとVPN.jpは管理人たちが実際に様々なVPNプロバイダーを使用してきた中で、本当に信頼できるVPN業者を紹介しています。

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